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いわゆるむち打ち症の本態と治療について

いわゆるむち打ち症の本態と治療について

 いわゆるむち打ち症の本態と治療について

首に衝撃を受けたあと間もなくして、後頭部、頸肩腕部、背部、腰部に運動障害や痛み、しびれ感等の症状や頭痛、耳鳴り、眼の症状等種々の症状が出現します。

当院ではこの機序を次のように分析しています。

1、突然の衝撃により想像を絶する力が打撲部位、椎間関節及びその周囲の軟部組織に加わる。(非常に特殊な捻挫、打撲の傷害とみられます)

2、この時椎骨や椎間板の形態的変化をきたすこともありますが、共通して起こるのが打撲部位、椎間関節部及びその周囲の軟部組織の微小循環の出血を起こす(内出血)ことです。この時ワーファリン等の薬を服薬している場合、内出血は当然多くなります。この場合深部における内出血が大変問題となります。

3、この深部出血痕が軟部組織の微小循環を機能低下させる。

4、出血痕の塊の圧迫刺激と共に周囲の神経、靭帯、腱、筋への障害を惹起し、種々の症状の出現を見る。 (脳に例えれば、脳出血や脳梗塞等の状態を考えると解りやすい。)

治療法 このような考察を基本として、次のような治療により効果をあげています。

1、ワーファリン等の薬の服薬がない場合は、受傷後1〜2日は冷湿布と共に針治療を行う。吸圧治療を併用することもあります。皮内針や円皮針を貼付する。

2、2〜3日経過すれば、患部を温めたほうが経過が良くなります。上記治療に灸治療もおこないます。灸はあとがつかない無痕きゅうを施術します。

3、皮膚血管反射機転を応用する為、症状のある関連部位に対して無血刺絡法を施術すると効果が高まります。

4、針治療は使い捨てのディスポ針により、内出血部位の付近まで刺鍼しますが、痛みはありません。これと共に弱いパルス通電を行う場合もあります。

5、治療間隔は症状経過にもよりますが、週1〜4日で、症状の消失に伴い週1回程度になります。 鍼灸治療と共に整形外科との併用は差し支えありません。受傷時の検査と共に少なくとも1〜2週に1〜3回程度の受診が勧められます。

今回のマメ知識のご提供は

漢方院鍼灸治療センター

漢方院鍼灸治療センター
院長 小沢孝志先生 でした。

マメ知識のご提供ありがとうございました。


黒龍江中医薬大学日本校
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